カラフルな天然のうた

主に詩(思)を載せていこうと思います。強気な小心者なのでお手柔らかに……

第16詩 ペットボトル

暑い暑い夏休み
学校の自習室で
君がボクの前に座る


部屋にはクーラーが効いていて
机の上に置いてあるジュースは
きんきんに冷やしてきたはずなのに


ペットボトルは次第に表面に汗をかいていく


まるでそれが
君に対するボクの想いのようで
黙って素知らぬ振りをしているけど
じわじわと水滴は滲んでく


ああ 
君のその 
長いみつあみのおさげに触れたい



そんな衝動を掻き消すかのように
ペットボトルのジュースを飲み干した


だけどまだまだ 
ボクのネツは冷めない