第15詩 真夏のスポットライト
白いワンピースから
すらりと伸びる 白い手足
ふっくらと膨らんでいる胸
サンダルがいつもより君の背を伸ばしている
時折吹く南風に 広いつばの麦わら帽子が飛ばないように
あたまにちいさな手を乗せている
真夏の太陽は スポットライトのように
君を浮き立たせ
僕は浮足立つような思いで
君に見惚れる
今日は暑いね
どこに行こうか
涼しいところに入って 気を静めないと
ギラギラした太陽の熱情にうかされて
真夏の雑踏のなか
舞台女優のように スポットライトを浴びた君を
今にも抱きしめてしまいそうだから
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