カラフルな天然のうた

主に詩(思)を載せていこうと思います。強気な小心者なのでお手柔らかに……

第13詩 涙の味

隣で君が寝息をたてている
僕は安堵感で眠りに落ちる


だけど 目が覚めるとベッドにひとり
どおりで狭くなかったはずだ
いつも君がいた時のように 
縮こまってなかったから 身体も痛くない


僕は夢を見ていたんだ
幸せな記憶が涙となって流れた


ケンカばかりだったけど
あの頃は幸せだったんだね


口のなかに 涙が入り込む
甘じょっぱかった


甘々だった あの頃の生活
今はひとりのしょっぱい生活


涙の味は正直だった