カラフルな天然のうた

主に詩(思)を載せていこうと思います。強気な小心者なのでお手柔らかに……

第43詩 仔猫

ちょっと日差しが雲に隠れただけで
ベランダに干してきた洗濯物が
雨に濡れてしまわないかと
どうしようもなく 不安になる


君宛てのメール
既読がつかず 君に届かず
ふたりの間に暗雲が広がってきているんじゃないかと
いつも 不安になる


結局 雨は降らず
君からの返信はあるのだけれど


私はいつも
生活にも恋愛にも
晴れの見通しをたてることができない


猫なんて将来のことを考える能力がないらしく
捨てられたダンボールの中でも
のほほんと眠っているのに
びくびくと怯える私は
仔猫以下